新代表挨拶



有馬　敲


このたび杉山平一代表の勇退により、はからずも後任を引き受けることになりました。
その重責に身の引き締まる思いをしているところです。


関西詩人協会は一九九四年に、関西を中心とした詩人の団体として設立されました。
会員同志の親睦を図るとともに、会員による自選詩集の発行、詩のイベント開催などを
してきましたが、三年後には設立20周年を迎えることになります。

現在の会員数は300人あまりで、発足当初からほぼ横ばいですが、
60〜70歳代が中心で、ご多分に洩れず高齢化しています。

詩の世界の基準は十人十色。
現代の詩は取っつきにくいと受けとられがちですが、
若い世代に詩の魅力をうったえ、もっと普及していく必要がないでしょうか。
そのためにはなによりも会員のみなさま、運営委員の方々のお力やお声を
いただきながら、協会の充実と発展につとめていきたいと考えています。


こんにち、協会を取り巻く環境はけっして穏やかではありません。
しかし今後とも、関西詩人協会として時代の流れに対応した
事業を実行し、活性化していこうと決意しております。

みなさまのご協力、ご支援をよろしくお願いするしだいです。