「会員の詩」の頁です。
関西詩人協会自選詩集(第9集)から
掲載させていただきます。
あたるしましょうご中島省吾
「お母さん死んで手術の保証人がいない」
カップラーメンのみの生活、命の危機。施設も病院も自立支援で
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著書 『入所待ち』『本当にあった児童施設恋愛改訂増補版』
『もっともっと幼児に恋してください』
寺沢京子
「平和の橋 (ピース・ブリッジ)」
誤解が重なり 心が離れそうになったら 世代が違うから 仕方ないなんて言わないで 仲間となかま 少しの違いで手を結べないとき 肌の色や 国が違うからと背を向けないで 人間は今まで幾度 過ちをおかしてきたのだろう 私たちは今もなぜ 過ちをおかすのだろう 誤解が重なり 心が離れそうになったら
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所属:「PO」「いのちの籠」 神戸YWCAグループ「ピース・ブリッジ」
著書:『大切なものって何だろう―核・震災・そして文学』
『平和の橋 Peace Bridge ―一人ひとりが大切にされる社会を願って』
播磨カナコ
「眠れぬ夜に」
息をすう 見えてくるのは
木のまをこぼれる そこへさわさわ風がたち いずれわたしは無くなって 息をすう
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所属:「伽羅」