第四会関西詩人協会総会は平成9年11月9日午後2時より大阪市北区東
興ホテルで80数名の参加をえて開かれた。快い緊張感の中で、第一部議
事は、南村委員の開会挨拶、司会進行で、まず杉山代表の挨拶、志賀委
員の運営、事業、明珍委員の会報発行、左子委員の会計決算、下村委員
の会計監査の各報告があり、ついで原委員よりの次年度事業計画、左子
委員の次年度予算案、朝比奈委員の次期運営委員と会計監査の選任報告、
島田委員より新委員の五名の紹介があった。水口委員はパソコン通信、
インターネッーホームページの公開報告、のち志賀委員他担当委員によ
る質疑応答に移り、関西詩人協会賞の設定で活発な意見交換があり、三
年に一度アンソロジーから選ぶか、公募作品とするかについては運委に
一することになった。(結果は別掲記事の通り)津坂委員の閉会挨拶で
終了した。
第二部は講演「ノーベル賞詩人、シエイマス・ヒーニーについて」講
師薬師川虹一氏のヒーニの出自、その生成の風土の中で培われたアイル
ランドの血の立つ地下への執着は多くの感動を誘った。のち詩の朗読に
入り、自選詩集から青木委員の進行で福井久子、福田恵美子、早川玲子、
植嶋亨介、古膝俊子、原圭治の各氏が自作を朗読、ついで十数名の会員
の新刊詩集の自己紹介が福中委員の進行で行われた。飯島和子、岡崎葉、
中尾彰秀、山口三智子、南村長治、大塚子悠、奈良光男、浅田恵子、佐
古祐二の各氏がそれぞれの思いを述べた。充実した協会の多方面での活
動が集約された総会は盛り沢山の内容で時間もやや延長した。
第三部懇親会は掘、奥村氏の司会で開会日高委員、閉会高橋委員の挨
拶にはさまれて食物美味豊冨、歌ありスピーチありで、目まぐるしく充
実した関西煮定例行事の六時問であった。
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