マリエッテ・シレロールさんを囲んで   

関西詩人協会




2002年9月3日午後4時30分〜
京都ルネッサンスビル地下1Bスーパードライ・ルネッサンスにて

ルネサンスビル入り口 京都駅東口から出て奇妙な格好のビル。その地下二階に会場が設定してあったのだが、私がその場所に着いたのは午後2時30分。「時間通りでしょ」と思ったけれど、誰も知った顔がいないし、雰囲気がどうやらオカシイ。
 私の日常が午後2時を14時と言い、午後4時を16時と言い慣わしているのが間違いの元だったという訳だ。
お陰で、このクソ暑い京都の街でひとりぼっち、2時間をどう過ごそうという事になった。
 「阿呆ほど高いところへ登りたがる」を地で行って、先ず京都駅を先端まで登る。と言ってもエスカレーターがぐんぐん導いてくれるので、簡単に阿呆の心境に浸れた。階段の途中でへたり込んでいる人たち。風が谷底から吹き上げてくる。
スペイン詩の情勢についてお話しされる 少し遅れて到着されたスペインの詩人、マリエッテ・シレロールさんと薬師川虹一さんが、乾杯のあと「 Poetry of today in Spain 」と題して、マラガ地方を主とした、現代のスペインの詩情勢について話される。
 文章が長いことと、同時通訳なので(テキストは先に渡されていたようですが)リンクを掛けています。こちらへどうぞ。
 マリエッテ・シレロールさん(Ms.Mariette Cirerol)は、CIELE或いはICWEL(International Convention for Writers in European Languages)の会長であり、その機関誌であるAIRの編集長でもあります。
 薬師川さんは関西詩人協会の委員を務めておられ、翻訳詩集「言葉の花火」の翻訳や先日ありました第一回詩で遊ぶ会のお世話を頂いています。マリエッテ・シレロールさんと共に、AIR 11より、トルコ、アルゼンチン、キュウバと並んで、日本の代表理事を務めておられます
Eric Wishart(エリック・ウイシャート)氏
スコットランド・詩人図書館(Scotland Poets' Library)の会員で、広報誌のようなものの編集もしている方です。世界の国の詩集が集められている図書館だそうです。
私たち関西詩人協会の「言葉の花火」もここへ納められますので、
スコットランドと日本との歴史的な繋がりがある。酒や、文学書や歌、演劇などを例に挙げて言われた。欲しかった本が一冊、英訳の俳句集1950年版を入手した。

初芝居見てきて晴れ着 未だ脱がず(子規) ──英字略

ひたすらに咲こうでもなし梅の花(一茶) ──英字略

薬師川氏の読み上げた文字を辛うじて文字にしましたが、文字間違いがありましたらご指摘下さい。
ハッキリと区切られた美しい英語なので、と薬師川さんは逐次翻訳をなさいませんでしたが、英語の言葉もちんぷんかんぷんの私にこの画面を作るのは、ちょっと苦しい。
日高てる氏と福武京子「水ヲクダサイ」
(─原爆記念日 朗読ノタメニ)

日高てる氏と英詩の朗読は福武京子氏
先のスコットランドはエジンバラでも朗読されたということです。
 朗々とした日高氏の朗読は安定感がある。それにつかず離れず、福武氏の英語での朗読が柔らかく包んでいて、輪唱のように響いて心地よい。
「オノマトピア」有馬敲氏はアトランチダ賞受賞詩人です。

即興で大いに座を沸かせました。

時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間時間
自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由自由
自分自分自分自分 自分自分自分自分 自分自分自分自分 自分自分自分自分自分自分自分自分 自分自分自分自分 自分自分
in English
memememememememememe memememememememememe memememememememememe memememememememememe
timetimetimetimetime timetimetimetimetime timetimetimetimetime timetimetimetimetime
freefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefreefree


マリエッテ・シレロールさんは英語とスペイン語で「海」を読まれました。 安森ソノ子「深泥が池」英語訳も自分で読まれました 津坂治男氏は「定年」を自身での翻訳されて読まれました。 板原達子さん「小さきもの」
読み方もちょっと大人しかったですね。
京都の詩人白川淑氏「宮水」と「冷気」
英訳を読んで下さったのは、やはり京都の詩人藤井雅人氏。

文責:永井ますみ

inserted by FC2 system