関西詩人協会・(第2回)納涼詩話会

日にち:2010年8月1日
場所:エルおおさか
参加費:1000円
暑い夏の日に、参加者34名を得て(定員36名)第2回目の詩話会が持たれた。
横田英子事務局長の挨拶の後は、有馬敲さんの納涼というに相応しいお話「詩のことば」があり、
コーヒータイムを経て、五行詩の実作を行った。課題の「水」は有馬敲さんの提案だった。
作った詩をそれぞれに配られたウチワの裏に書いて、順に発表していった。
遠くから来られた水崎のりこさん、中尾彰秀さん、近藤摩耶さん、ますおかやよいさんの自作詩朗読を聴いて、わきあいあいの内に会は終了した。
有馬敲さんのお話の掲載は少々おまちください。下に、実作の五行詩を少し展示しています。














佐藤勝太 少年の日/川に浮かべた/笹舟は/どこまで行ったのか/まだ目指す湊は見えない
井上哲士 水・水に手をつけて/君の手をにぎろう/水に口をつけて/君の口に触れよう/きっと詩が生まれる
神田さよ 水・水を飲む/乾きは止まらない/水を飲み続ける/溺れていくわたし/からだの中の海に  
伴隆志 水紋・盛塩やホッチキス色の空の榾/榾の空ピラミッドなる割れガラス/割れガラス赤きを結ぶ榾の跡/榾の跡石積みばかり沈みおり/沈みおり榾ほだホダの盛塩に
田村照視 ミネラルウオーター・シャンリゼリーゼのレストラン/友達が怒ったのは四〇年前/ぼくはワインを注文して/彼は水を注文した/どちらも八フランだった
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