第15回関西詩人協会総会 

日時 : 2008年11月23日
場所 : トーコーシティホテル梅田
出席者 : 会員 64名 (会員外12名) 


 定刻の2時、爽やかなチャイムのような司会進行係の白川淑委員の開会を告げる声が響く。昨年度の物故会員4名(福中都生子、大西宏典、福田恵美子、中岡淳一)の方々の在りし日を偲んで黙祷を捧げる。
 次いで開会挨拶は前期までの事務局長金堀則夫委員。頭上には「関西詩人協会総会・協会賞受賞会」の横看板。華やかな総会開催と新しい「関西詩人協会賞」の発足、同慶の言葉と共に来年が創立15周年に当たる旨を述べられ会員を鼓舞される。
 引続いて代表杉山平一氏が杖をついての登壇だが、凛として会の今後の益々の発展を祈念される。


 議事
議長選出。推薦により大賀二郎氏が議長席につく。議事6件、議案2件(出席者69、委任状112)。
1運営・事業報告(佐古祐二委員)は昨年度の運営委員会の開催、会員の変動、文学ツアー、詩のイベント、詩画展など各部署の活動状況を詳しく報告。特に昨年度は、新規「協会賞」の設定と選考(結果は別項参照)並びに、新運営委員の選挙(別項参照)が報告された。また、会員16名の方々の種々の受賞が披露された。
2会報発行については左子真由美委員。
3決算報告(名古きよえ委員)
4監査報告、香山郁代、河井洋の両氏。
5本年度の事業計画は外村文象委員。年四回の会報発行、詩のイベント、詩画展開催、協会賞の募集、会員名簿発行、訳詩集の発刊、15周年記念事業計画の樹立、新会員の増加活動、ホームページの活用が挙げられた。
6予算案提出(名古委員)。原案承認。


議案
その1、新運営委員・会計監査選挙(選挙管理委員長蔭山辰子氏)に基づき、新委員が発表され、全員異議なく承認(別項参照)。
その2、規約改正「規約第2条名誉会員」について(佐古祐二委員)主旨、在籍5年以上、満80歳以上の会員を申し出により名誉会員」とする現行規定の「申し出」方式の明瞭化と称号を「永年会員」に変更の件(詳細内容は別項参照)。これに伴う「会費免除」との関係について神田好能会員より、質疑。その内容検討は、委員会に委ねられる。詳細な報告と熱心な討議により予定時刻を若干延長して議長退席。
 次いで、新入会員(9名、出席の井上哲二、和田杳子両氏紹介)。
 次いで新・旧運営委員が正面に並び、旧委員を代表して、下村和子氏、新委員を代表して水口洋治氏の挨拶あり、後、閉会の辞は、落ち着いた声の有馬敲委員。
           スミマセン、全部写りません


「第二部」

 「第二部」は華やかな雰囲気。司会進行は佐相憲一委員。今回の協会賞の選考結果発表(選考委員長・以倉紘平氏)。出席の選考委員を改めて紹介、選考過程報告。
協会賞受賞は、冨士芳秀氏(詩集『アジアの青いアネモネ』)、
奨励賞、赤野貴子氏(詩作品集『やかん』
)(詳細は別項参照)。



受賞者挨拶、詩の朗読があり、両氏に北原千代氏(前回協会賞佳作受賞者)からの花束贈呈。冨上氏には、同氏主宰の詩誌『詩遊』の来席6氏を代表して沖縄の仲村渠(なかんだかり)芳江氏より、また、赤野氏には近畿大学学友の河村文子、坪井和恵両氏、ならびに、大阪文学学校のほしのしほ氏よりも花束が贈られた。

 次いで、本日の「講演会」(講師本会代表・杉山平一氏)。
題名『世阿弥の先聞後見を廻って』。年季の入った薀蓄ある内容に会員一同静聴する



 講演後、懇親会。参加者、約60名。司会進行の佐藤勝太委員の張りのある声から始まる。
新期事務局長の横田英子委員の挨拶を兼ねた開会のことばののち、今回の詩人賞選考委員でもある長老日高てる氏から、壇上で畏まる受賞者二方への祝辞が述べられる。乾杯は長年の運営委員毛利真佐樹氏の発声で、グラスを合わせ立食の宴始まる。途中、神田さよ委員により詩集、詩書等発行した会員の披露あり。なごやかな歓談の尽きない時を惜しみつつ、薬師川虹一委員による閉会の辞。また、新しい活動、次期総会での再会を約して有意義な行事の幕がおりた。
(文責、村田辰夫委員)



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