2003年4月23日(水曜日)曇り  国立国会図書館・関西館へ見学に行く
     四角い白っぽい建物が関西館です

 少し曇りなのは雨よりまし、JRのホームページ「おでかけネット」で電車の時間割を調べて、神戸から電車に乗る。京都府ではあるが、奈良や大阪に近い「学研都市」まで、ソワソワして一寸旅行気分だ。

 JR祝園駅に降りてバス停へ行くと、有馬敲さん志賀英夫さん白川淑さんが居られた「よかった」。関西館の近くでお昼を食べて、ギリギリ13時に駆け込む。参加人員は22名、もう少し参加があってもよかった。

 関西館はガラス張りの大きな建物だが、曇天のせいか眩しいというほどでもなかった。中庭は背の高いコナラやクヌギ、モミジなどの灌木が植えられていて四季折々の表情を見せるのだと説明がある。今は新緑の季節で、ガラス越の薄緑の芽吹きが美しかった。
 会議室に案内されて説明を受ける。
国立国会図書館は2002年10月に開館したが、東京とは別の特色を持たせるため「アジア情報関連図書3万冊」を持っている。一般の開架5万冊との合計8万冊を開架で持っている。
  • 開架しているものの他に、資料請求すると見られる本が地下書庫にあります。
  • 机と椅子を350席を用意している。
  • その250席にコンピューターの末端が置いてあり、そこから利用蔵書の注文ができる。
  • 当館の特色はコンピューターによるそれらの本のピックアップにある。
  • 図書の外への借り出しはできなくて、その場で見たりコピーを取る事ができる。
  • コピーした場合は退出時料金の精算があるが、「読むだけ」「メモするだけ」なら料金は不要。
  • ここの本を他の図書館へ借り出す事ができるので、お近くの図書館で聞いてみて下さい。
  • 関西詩人協会の方ならずとも、今一番興味が持たれている「自分の蔵書を分散させずいかに保存するか」という事に関しては期待に応えてもらう事ができなかった。すなわち『納本は受け付けません』
  • ここの本は何処から来るのか?東京の国会図書館に出版時納本された(昔は検閲という制度があった。今はソレはないけれどやはり一冊納本の制度は残っているらしい)本が二冊ある場合(複本)の一冊が回されるという。
  • 小説や漫画は来ません、あくまでも資料的な価値があるものです。
  • 資料的な価値といっても、明治以前のものは東京にあっても、関西館には持ってきてありません。
 図書館の閲覧室は勿論、地下の書庫も見学させて頂いた。コンピューターによる本の検索も偶々見ることができた。まだまだ空っぽな資料室は、本でぐちゃぐちゃな我が家と比べて羨ましい。又、広々とした廊下は125メートルはあるという事だった。
 140万冊の蔵書ができるが、現在は 50万冊 数年先は一杯になる予定で、次の書庫を建てる予定の敷地も確保してあるという。まことに羨ましい。

総勢22名の会員はこの後「ギガビットラボ」というコンピュータの最先端の施設を格安で借りることができる会社の説明を聞き、「けいはんなプラザビルの屋上」から周囲を案内説明していただき、日本の将来を憂うる企業の研究の場をこの目で見た。
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