第9回関西詩人協会総会

日時 2002年11月24日
場所     東興ホテル
参会者数80余名であった。
総会に先だって、永井のビデオ編集した「第一回・詩で遊ぼう」と「マリエッテ・シレロールさんを囲んで」の映像を流した。



 司会進行は金堀委員


始めにこの一年に亡くなった明珍昇、小野菊江、本郷博英さんへの黙祷捧げた。
 開会挨拶は津坂委員により
「今ほど本当のことばが語られることが少ないのではないか。マスコミなどで、大声で語られる事はあるけれど」という問いかけがなされた。






 杉山代表から、


足掛け十年も続いている関西詩人協会を祝う言葉があった。続いて「最近は年月が過ぎるのが早い、まるで映画のなかのカットバックのように私たちは生活している。町の人達の話も、もの凄く早い。詩というのは空白を大事にしているので実生活も、もっとゆっくりしたいものです」と話された。
 


「関西詩人協会賞贈呈式」は先ず、
青木委員から詳しい経過報告があった。

粗筋は会報二十七号にあるので、ここでは省略する。杉山代表から賞状授与とお友達から花束贈呈があった。
 美濃千鶴さんからご挨拶があった。
「今、身近な肉親の中で、誕生と終焉が同時進行的にあったそこから取材したもの」今後もずっと書いていきたいと決意表明がなされた。








 続いて、運営事業報告を中岡委員から
「入会十六名」「退会十八名」「会報」「インターネット」「詩画展」「第一回詩で遊ぼう会」「文学館ツアー」「大阪文学館設立」「関西詩人協会賞」「役員改選」「会員名簿の改編」「その他会員の受賞顕彰」等の報告があった。

 



会報発行報告として三ヶ月一回の発行ができた事を志賀委員から報告があった。
各地で活躍する会員の報告ができることが楽しみ。身近な話題を原稿にして送って下さいと要望が出された。






 会計決算報告を横田委員から、 会計監査報告を柴田委員からあった。

 新運営委員選出として選挙結果の報告が左子委員からあって拍手で承認された。会場の席で任期の終る委員から挨拶、新任の委員からも挨拶があった。

 次年度事業計画案を青木委員、次年度予算案を横田委員からあり承認された。



 質疑応答では次回の翻訳詩集「言葉の花火」はフランス語でどうかという提案がなされた。運営委員会では既に英語訳と決定しているので、今回は英訳で進めることとなった。又会計のイベントの項目について、それぞれで集計を出して欲しいと提案があった。
 原委員からは補足事項として
「『大阪文学館』の設立については、大阪市の経済は今、とても苦しい状況であるけれど、新しい市会議員が決まった時点で、又運動を展開して行きたいと、現在の進行状況が説明された。

 新入会員紹介は島田委員が名前を呼び上げて、その場で紹介した。

 閉会挨拶は福中委員により今までの経緯と、各役員への感謝の言葉で丁度時間ぴったりに第一部が終了した。












 休憩を挟んで第二部が司会を下村委員によって持たれた。
 詩の朗読は、自選詩集より、奥村和子・佐相憲一・神田好能さんが、英訳詩集より三木英治さんがされた。
奥村和子さん
蘆溝橋の月
佐相憲一
 赤井クレヨンの時間
神田好能さん
樹間有情
三木英二
少年王抄

 講演は日高てるさんが「創造的行為としての詩の朗読」と題して、興味深いお話と朗読をされた。



 懇親会は60名もの方の参集があった。総合司会は原委員であった。
 まず、白川・水口委員の司会により
 「会員詩集出版を祝う会」として、今年詩集を出版された会員の方々がその手に詩集を持って、前に出てお話をされた。その数が多かったので、盛況が喜ばしい一方、朗読にまで時間がなかったのが残念に思えた。
会員数が多少減っているが、実質参加人数は増えているという、その熱気でむんむんした中での乾杯がとても美味しかった。
 顔見知りや、まだ言葉を交わしたことの無い方ともお話ができ、時間が最初の杉山会長のおっしゃるように「もの凄く早い」と感じた事だった。閉会の挨拶は薬師川委員からあった。




(文責 永井)










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